こんにちは、今日の朝ぶりですね(時間的にこんばんは?)。
RSPインターネットグループ ホスティング事業 担当チーム 陸ステです。
今回の記事は、もうタイトル通りでWordPressをプロキシ環境の配下にあるネットワークから
使う場合や、自宅鯖とかで単純にグローバルIPv4v6アドレスがわからないようにする方法です(ちなみにレンタルサーバーでも使えます)。
弊組織グループで設定するときに情報があまりなかったので、紹介していきます。
概要と注意事項など
・WordPressからの外部ネット宛の通信をプロキシサーバー経由にする
[注意事項]
※本記事中にあるプロキシサーバーは、弊組織グループが提供しているプロキシサーバです。
※流用する場合は、必ず貴社・貴組織グループ内のポリシーを必ず確認してください。
※ご利用前にRisuPu Proxyの利用規約もご確認してください。
設定の事前準備
<?php
system("curl [利用するプロキシサーバのアドレス]:[ポート番号]");
?>
設定する前に一度ご利用されるプロキシサーバー宛に通信できるか確認してください。
mixhostをご利用される方は、特にweb関係ポート以外はお問い合わせしないと通信
できません(コマンドは上記参考にしていただければと思います)。
正常にサーバから返答が来れば、問題ないと言えますがルートがない的なエラーや
接続エラーだった場合は、接続が許可されているか確認しましょう。
あとは設定する前に必ず以下のファイルをバックアップしておいてください。
※プロキシ設定の対象ドメイン下
・wp-config.php
・/wp-includes/class-snoopy.php
それ以外のファイルは操作しませんが不安であれば、バックアップしておいてください。
バックアップが完了したら、早速本題の設定に入ります。
設定を進めてい来ます
まず、「wp-config.php」に以下の記述をします(認証は使ったことがないですが、参考記事にある[ユーザー名:パスワード@]を[プロキシサーバのアドレス]前に入れればでおそらく使えると思います)。
場所はどこでも一応問題ないと思いますが、わかりやすい位置で大丈夫です。
# proxy start by https://freeblog.rspnet.jp?p=348
# proxy server
define('WP_PROXY_HOST', 'http(s)://[プロキシサーバのアドレス]:[ポート番号]/');
define('WP_PROXY_PORT', '');
# proxy use(FALSEにするとプロキシを介さない通信になります。)
define('WP_USEPROXY', 'TRUE');
# proxy end by https://freeblog.rspnet.jp?p=348
次に「/wp-includes/class-snoopy.php」の記述内容を変更します。
46行~47行と117行を以下に変更します。
[変更前]
var $proxy_host = ""; // proxy host to use
var $proxy_port = ""; // proxy port to use
var $_isproxy = false; // set if using a proxy server
[変更後]
var $proxy_host = WP_PROXY_HOST; // proxy host to use
var $proxy_port = WP_PROXY_PORT; // proxy port to use
var $_isproxy = WP_USEPROXY; // set if using a proxy server
実際に通信できてるか確認する
両方の設定完了後、正常にプロキシサーバから通信できてるか確認する方法としては、
テーマによりますが、ブログカードが出力されるようならそれで確認できたりします。
ただ自身でプロキシサーバーを構築してそれを利用されているのであれば、
アクセスログやパケットログを参照してみるのも一つの方法になります。
あとは、本来の使い方とは違いますがIPアドレス特定ツール等でURLを
WordPressにアクセスしてもらうなどですね。
終わり!
何気にWordPressをプロキシサーバーに接続して使う方法が
あまりなかったので、紹介してみましたーっ!
ちなみに今回のプロキシサーバーはWordPressから発信される通信のみになり、
リバースプロキシのようなものではないのでご注意くださいね!
それでは、次回の記事で~!(次回はRisuPu blogで2024年12月になるかも)
コメント